へなちょこ嫁記録

へなちょこアラサー主婦(業務怠慢)の日々記録でございます。

夫に13年前の米を食わされそうになった話。

うちの主人は物を捨てられないタイプの人間です。

独身時代、引っ越し業者さんに
「これ一人暮らしの荷物の量じゃない、四人家族の量ですよ」と言われたくらい物が多いです。

二年前、主人の転勤に伴い結婚しまして、主人が先に引っ越し、わたしが仕事を退職し、遅れて引っ越しました。

さて、無事に一緒に住めるようになり、早速手料理でも作らないと!と思いましたので、まずはお米やらなんやら買いに行かないと、と思いましたところ。

主人が一言、
「お米はあるから、買わなくていいよ」と言うのです。

チラッと台所を確認すると、開封の米袋を2つ発見しました。

わたしはその時点ではまだ何も思わず、
「どっちから食べたらいいの?」と訊ねましたら、


主人はものすごく普通の顔で
「どっちでもいいよ」と言いました。

と、なると、普通に、
賞味期限の短くなってるやつから食べないと、と思いますよね。
(精米日が、古い方ですね)

というわけで、まずは米のパッケージをマジマジと眺め、見つけた精米日に硬直します。


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ちなみに当時、2017年です。

えっ?

わたしの脳は思わず2015年産だと勘違いしてしまいましたが違います、2004年の米です。


13年前の米です。


わたしはドン引きしながら、台所の隅でお米の賞味期限についてググりました。


お米はある程度古くても食べれることはわかりましたが、
こんなヴィンテージ米初めてでしたので困りました。

更に主人が果たしてどんな保存方法をしてきたのか定かではないので、
忍びなかったのですが……もう食べることは諦めました。



恐ろしい事実をお伝えしますと、全国転勤社員の主人は、この米を買ってから少なくとも4回は引っ越しをしています。

いったいどんな思いで、毎回、この米を荷造りしてきたのでしょうか。
早く食べろ。そう思いました。
(引っ越しはいつもマジで急な為、事情もわかるのですが)



ちなみにもう一つの米袋の精米日はこちら。


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何故か、さっきに比べるとものすごくマシに思えますね。
この時点で3年前の無洗米です。
(ちなみにこの米の写真は、驚いて写真を撮っていたのが残っていました)


わたしは、とりあえずこの無洗米を炊いてみることにしました。

美味しくない。

ごめんなさい、美味しくなかったです。

もともとは美味しい米だったはずなのに……本当にもったいないですね。
色々試行錯誤し、美味しく炊ける方法を見つけようとしましたが、どうも難しく上手くはいきませんでした。
くさみがあり、どうしても味が落ちています。


とても冷凍する気にはなれず、毎回1合しか炊きませんでした。(ふたりとも少食のため)

すると主人は
「この炊飯器はおいしく炊けるのは3合からなんだよ」と言いましたがそういう問題じゃねえんだよと思いました。
時間を掛け、毎回1合ずつ炊き、なんとかしてこの米を食べきりました。
こちらは捨てずに済んだことだけが救いです。


その後、近くのスーパーへ新しい米を買いに行きました。

炊き上がったご飯を食べて、お米って、こんなに美味しいんだ……と感動しました。

あの時どっちからでもいいよと言った主人。
わたしが何も気づかずに炊いてたら、13年前の米をふたりで食べることになってましたがそれで良かったんでしょうかね、お腹壊しても。

物を捨てられないのがよくわかる一件でした。

かく言うわたしも、野菜を使いきれずに余らしてしまうこともありますので、食材を大切に、無駄にしないようにしなければと思います。